Overwatch League(OWL)はBlizzard社独自の試合形式です。Blizzard社は、カリフォルニア州ロサンゼルスにある専用のBlizzard Arena(450人収容可能)でOWLを開催しています。
OWLシーズン2は第2回目のOWLですが、Overwatch World Cupなど、Blizzard社が主催しているイベントは他にもあります。
Overwatch Leagueシーズン2は、2019年2月14日にステージ1から始まります。
Overwatch League - シーズン2のプレシーズン
既存のチームの分析やプレビュー、リーグに加わった新しいチームの検証など、さまざまなプレシーズンイベントがあります。さらに、Blizzard社はチームプレビューを毎週投稿しており、それはこちらで確認できます。
Overwatch League - シーズン2ではどんな変更があるのでしょうか?
今年、シーズン1の全チームが帰ってきます。一方で、Overwatch League自体が大幅に拡大されました。まず変わったのは、競技に参加するチームの数です。以前は12チームでしたが、Blizzard社はこれを20チームに増やしました。
それだけではありません。チームの数が増えたように、レギュラーシーズンの試合の合計数も増えます。12チームがそれぞれ40試合をプレイしていましたが、各20チームが28試合をプレイすることになります。
レギュラーシーズンの試合数が増えますが、「タイトルマッチ」ステージの変更についても覚えておきましょう。Blizzard社はタイトルマッチを「プレイオフ」マッチに変更しました。
アトランティックとパシフィックの2つのディビジョンはそのままですが、各ディビジョンに4チームずつ追加されました。
Overwatch League - シーズン2のフォーマット変更
上記でOverwatch Leagueシーズン2のフォーマット変更にふれました。ステージの数は変わりませんが、チーム数と全体の試合数が増えます。
拡大にあたってチームの数が増え、そうした新しいチームの追加に対応するため、Blizzard社はフォーマットの変更を行いました。
プレシーズン
今は1月ですが、この時期はプレシーズンにはならなそうです。これは、プレイヤーがプレイする試合数を少なくし、燃え尽きないようにさせるためでしょう。同じ理由でオールスターの開催時期も変更されています。詳しくは後述します。
ステージ
ステージは昨年からそれほど変わっていません。チームの数が増えたことで、Blizzard社は各チームがプレイする試合数をかなり変更する必要がありました。以前心配されていたのは、選手が燃え尽きてしまうことでした。ステージ1~4はそのままで、チームがプレイする試合の最大数が28に変更され、以前のシーズンより少なくなりました。それらステージ(とプレイオフ)のマッププールもリニューアルされました。
Blizzard社はタイトルマッチをやめ、複数のステージで出場資格を獲得した8チームで構成されるプレイオフを採用しました。
注意しておきたいのが、各ステージの間の休み期間が長くなっていることです。ステージ1と2の間は2週間の休みがありますが、ステージ2から3の間はまるまる1か月あります。これは、Overwatchオールスターウィークエンドを開催するためです。  
シーズン2では、ステージ4にプレイオフステージがないことに注意してください。さらに、Blizzard社はタイトルマッチをやめてステージプレイオフを採用しており、これによりチーム数が増えています。
ステージプレイオフ(決勝)
ステージプレイオフ(Blizzard Arenaで開催)はステージ1 - 3終了後に開催される予定で、ステージプレイオフには出場資格を獲得したチームが参加します(例えば、ステージ1の勝利者はステージ1プレイオフに進む)。
以前、Blizzard社は各ステージの上位3チームのみが参加できるステージタイトルマッチを開催していました。その3チームはノックアウト方式の試合をプレイし(シングルエリミネーション)、トップシードのチームがグランドファイナルに進んでいました。これがなくなり、ステージプレイオフとなるようです。
今年は、Overwatch Leagueの賞金総額も増える模様です。シーズン1では$3,500,000でしたが、シーズン2では合計$5,000,000に増えています。
20チーム中8チームがプレイオフに参加することができます。各ディビジョン(アトランティックとパシフィック)の1位のチームは、シード1とシード2としてプレイオフの出場資格を自動的に獲得します(全体の順位にかかわらず)。さらに6チームがプレイオフに参加し、ラウンドオブエイト(Ro8)の組み合わせが完成します。
さらにプレイオフが変更されたように、マップも変更され、マップと実施の順番が変わっています。ただし、プレイオフのマッププールはプレイオフ以外のステージでプレイされるマッププールを反映しています。
プレイオフステージには3チームではなく、上位8チームが進み、準々決勝にベストオブファイブ(Bo5)、準決勝と決勝にベストオブセブン(Bo7)が行われます。
Overwatch League - オールスターウィークエンド
上記で述べたように、オールスターウィークエンドの開催時期がシーズン1から変更されました。もともとOverwatch Leagueのシーズンの最後(プレイオフの後)に開催されていましたが、開催時期がステージ2と3の間になりました。
詳しいことはわかっていませんが、Blizzard社は「オールスターの夏休み」になるだろうとほのめかしています。
Overwatch League - 賞金総額
チームが増えたように、今年のOverwatch Leagueの賞金総額も増えました。Overwatch Leagueシーズン1の賞金総額は$3,500,000でした。内訳は次のようになっていました。
 
Overwatch League - シーズン1のウィナー
 
 
| イベント | 賞品  | ウィナー | 
| Overwatch League - シーズン1プレイオフ | $1,700,000優勝$1,000,000
 | London Spitfire | 
| Overwatch League - シーズン1レギュラーシーズン | $1,300,000 優勝$300,000 | New York Excelsior | 
| Overwatch League - シーズン1ステージ1 | £125,000 | New York Excelsior | 
| Overwatch League - シーズン1ステージ2 | £125,000 | New York Excelsior | 
| Overwatch League - シーズン1ステージ3 | £125,000 | Boston Uprising | 
| Overwatch League - シーズン1ステージ4 | £125,000 | Los Angeles Gladiators | 
 
 
 
 
Blizzard社は賭け金を引き上げ、今年の総額に$1,500,000を追加しました。今回、増えた賞金は各ステージに配分され、これまでの金額に$375,000が追加されました。さらに、プレイオフの賞金総額が$1,800,000増えているようです。賞金総額の内訳は以下のようになっています。
 
Overwatch League - シーズン2の賞金総額
 
 
| イベント | 賞品 | 
| Overwatch League - シーズン2プレイオフ | 合計:$3,500,000 優勝:$1,100,000 準優勝:$600,000 3位 - 4位:$50,000 5位 - 8位:$25,000 | 
| Overwatch League - シーズン2レギュラーシーズン | なし | 
| Overwatch League - シーズン2ステージ1プレイオフ | 合計:$500,000優勝:$200,000
 準優勝:$100,000 3位 - 4位:$50,000 5位 - 8位:$25,000 | 
| Overwatch League - シーズン2ステージ2プレイオフ | $500,000 | 
| Overwatch League - シーズン2ステージ3プレイオフ | $500,000 | 
| Overwatch League - シーズン2ステージ4プレイオフ | なし* | 
| 賞金総額: | $5,000,000 | 
 
 
 
 
*ステージ4にはプレイオフがないため、賞金総額もありません。
Overwatch League - チーム
シーズン1では、12チーム(以下のリスト参照)がOverwatch Leagueに参加していましたが、今年のOverwatch Leagueには全チームが帰ってきます。
以下は、Overwatchシーズン1に参加していたチームの一覧です。
 
Overwatch League - シーズン1のチーム
 
 
| シーズン1 - レギュラーシーズンのチーム | シーズン1 - アトランティックディビジョン | シーズン1 - パシフィックディビジョン | 
| Seoul Dynasty | New York Excelsior | Seoul Dynasty | 
| London Spitfire | London Spitfire | Los Angeles Gladiators | 
| New York Excelsior | Philadelphia Fusion | Los Angeles Valiant | 
| Dallas Fuel | Boston Uprising | San Francisco Shock | 
| Los Angeles Valiant | Houston Outlaws | Dallas Fuel | 
| Florida Mayhem | Florida Mayhem | Shanghai Dragons | 
| Houston Outlaws | 
| Los Angeles Gladiators | 
| Shanghai Dragons | 
| San Francisco Shock | 
| Boston Uprising | 
| Philadelphia Fusion | 
 
 
 
 
Overwatch League - シーズン2の新チーム
以下は、Overwatch Leagueシーズン2に参加する新しいチームの一覧です。
 
Overwatch League - シーズン2の新チーム
 
 
| シーズン2/2019 - レギュラーシーズンのチーム | シーズン2/2019 - アトランティックディビジョン | シーズン2/2019 - パシフィックディビジョン | 
| Atlanta Reign | Atlanta Reign | Chengdu Hunters | 
| Paris Eternal | Paris Eternal | Guangzhou Charge | 
| Toronto Defiant | Toronto Defiant | Hangzhou Spark | 
| Washington Justice | Washington Justice | Vancouver Titans | 
| Chengdu Hunters | 
| Guangzhou Charge | 
| Hangzhou Spark | 
| Vancouver Titans | 
| Philadelphia Fusion | 
 
 
 
 
Overwatch League - シーズン2の試合マッププール
驚くことではありませんが、Blizzard社は複数の試合形式でシーズン2用に新しい試合マッププールを導入しました。現在、ステージ1のみが確定されており、残りのステージは今後確定します。
今シーズンのマッププールの形式は、あまり変わっていません。Blizzard社は使用されるマップの数を増やしました。以前は8つのマップだったのが12に増えていますが、チームは同じ4マップ形式(ベストオブファイブ)でプレイすることになっています。
ベストオブファイブ(Bo5)シリーズは4マップで開始しますが、スコアが2:2で同点の場合、5つ目の決定マップがコントロールマップタイプでプレイされることに注意してください。
 
Overwatch League - ステージ1(とプレイオフ)のマッププール
 
 
| Overwatch League - ステージ1(とプレイオフ)のマッププール | 
| マップタイプ | マップ1 | マップ2 | マップ3 | 
| マップ1:コントロール | プサン | イリオス | ネパール | 
| マップ2:ハイブリッド | ハリウッド | キングスロー | ヌンバーニ | 
| マップ3:アサルト | アニュビス寺院 | ホライズンルナコロニー | ボルスカヤインダストリー | 
| マップ4:エスコート | リアルト | ドラド | ルート66 | 
 
 
 
 
Overwatch League - 注目すべき点
登録選手名簿を大幅に変えたチームは多くありません。シーズン1と2に対応しがたい違いはありません。8月にシーズン1の最後のトーナメントがあり、2月にシーズン2が始まることを考えれば、チームは大きな変更や調整を行って対応することができます。
シーズン1では、12チームが参加し40試合をプレイしました。シーズン2では、20チームが参加し28試合をプレイします
オールスターはどのチームにとっても主流のイベントではなく、プレイヤーが自分の登録選手名簿を離れ、他のプレイヤーとチームを組んだり、対戦したりするイベントです。これは、プレイヤーが自分の国を代表して戦うOverwatch World Cupの頂点です。プレイヤーはいつもの登録選手名簿から離れますが、新しいプレイヤーがランキングの上位に食い込んできます。
チームがプレイするゲーム数は少なくなりますが、各ステージの間に回復し、練習し、戦略について話し合う時間が増えるということを忘れないでください。
Overwatch League全体に何倍もの開発時間がかけられ、Blizzard Arenaは全力を挙げて運営されています。12チームから20チームに拡大し、賞金総額を増やし、Blizzard社は競争の激しいOverwatchのシーンをもっと盛り上げていこうとしているようです。